未成年もギター買取を依頼可能!法律と保護者の同意書が必要な理由

ギター買取ポイント

法律上、未成年はギターを売ることに制限が掛かっています。もし未成年が楽器屋さんやリサイクルショップにギター買取を依頼するときはどんなことに注意すべきでしょうか。

未成年でもギター買取はできる

18歳以上かつ高校生でない人は未成年でもギター買取が依頼できます。ギターの高価買取おすすめ店は別のページで紹介するのでぜひご覧ください。

 

ただし、未成年がギターの買取を依頼するときは保護者の同意または保護者による買取依頼書への記入が必要です。なぜ自分のギターを売るのに保護者から同意を得なければならないのでしょうか。未成年がギター買取を依頼するときの注意点をご紹介します。

18歳未満と18歳以上で変わる未成年のギター買取

未成年が楽器屋さんやリサイクルショップにギター買取を依頼するときの注意点をまとめました。18歳以上・未満、高校生であるかどうかがポイントです。

18歳未満または18歳以上の高校生は保護者の承諾書が必要

18歳未満または18歳以上でも高校生の場合、ギター買取時には保護者の承諾書が必要です。買取申込時は楽器屋さんやリサイクルショップから承諾書をもらい、保護者の方に記入してもらいましょう。

 

ただし、買取店によっては20歳未満をすべて未成年と扱うケースもあります。また、18歳未満の場合は保護者同伴を条件とするお店もあるようです。

 

これらの買取店では保護者の承諾書があっても18歳未満または未成年はギターを売ることができません。このように、保護者が居ない状態での未成年の買取を厳しく捉える楽器買取店もあります。

18歳以上の未成年は買取申込可能

20歳未満の買取を全面的に禁止しているお店を除くと、どこの楽器屋さんでも高校を卒業した18歳以上の人は買取申込ができます。そのため、高校生を除いた18歳以上の人なら未成年でも大人と同様にギター買取を依頼可能です。

 

古物営業法で18歳以上でも高校生は一人でギターを売ることができませんが、社会人はもちろん、大学生や専門学生でも楽器を売ることは可能です。また、定時制高校に在学中の18歳以上はギターの買取が依頼できます。

未成年のギター買取に必要なもの

未成年がギター買取を依頼するときに必要なものは以下の3つです。

  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 保護者の承諾書
  • 宅配買取申込書(宅配買取の場合)

身分証は学生証や健康保険証を使いましょう。印鑑は100円ショップで売っているものではなく、朱肉を使って押すものを選んでください。

 

出張買取で楽器買取店がご自宅に訪問した際、保護者の立ち合いができないことがあります。未成年一人で出張買取業者の査定を受けていると押し買いトラブルに発展したときに大変です。ギターの出張買取時のトラブルについては別のページで詳しく取り上げるのでご覧ください。

 

保護者の承諾書について、中学生や高校生だと友達同士で親をマネして書く人も少なくありません。でも、保護者のサインではないことが後々発覚した場合にトラブルになることがあります。査定が終わったあとに買取不可になることもあるので絶対にやめましょう。

 

また、ギターの宅配買取は非対面のサービスなので宅配買取申込書と、配送業者による自宅へのギターの集荷・身分証・銀行振り込み口座によって本人確認をしています。ギターの宅配買取の流れについては詳しくは別ページで紹介します。

未成年から買取するときの法律

未成年の物品買取は、古物営業法という法律に加えて自治体の条例で禁止されています。では、なぜ未成年のギター買取が認められているのでしょうか。

古物営業法による法律上の規制

ギターやベースなどの楽器の買取・販売は、古物営業法上は道具類の売買に該当します。

 

古物営業法上は、未成年に対する道具類の買取を規制する条文はありません。ただし、以下の条文をもとに後述する未成年向けの条例を各自治体が定めています。

第一条 この法律は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制等を行い、もつて窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的とする。

引用:電子政府の総合窓口e-Gov|古物営業法

未成年がギター買取を依頼する際に保護者の同意書を見せてもらう理由は、未成年がギターやエフェクターなどの楽器をどこかで盗んで楽器屋さん・リサイクルショップに売らないようするためです。青少年が非行に走らないように古物営業法で楽器屋さん・リサイクルショップに規制を掛けています。

1万円以上の買取成立時は保護者に電話確認

ギター買取成立時は保護者に電話確認をします。ギターの買取価格が高額な場合、未成年に大金を預けることには慎重だからです。電話確認が取れないとお店から銀行へ振込できないので、電話がかかってくる旨を保護者の方に伝えておきましょう。

 

高価買取の金額の目安は1万円です。古物営業法の基準は、一定の品目の買取または1万円以上の取引のときに保護者の本人確認を必要とします。買取価格1万円は古物台帳(住所・名前を書く用紙)への記録が義務付けられる価格だからです。

 

古物営業法では1万円以上の買取を依頼する際に、お店が依頼主の本人確認をすることが義務付けられています。ただし、以下の物品は買取価格が1万円を下回っていても必ず本人確認が必要です。

  • CD・DVD
  • ゲーム
  • 書籍
  • バイクまたはバイクのパーツ

上記は盗難後の買取依頼のリスクが高い商品です。未成年からの買取を法律で制限する理由に、盗品の流通防止と考えるとやむを得ないと言えます。

未成年への買取を規制する条例

各都道府県の自治体では条例により、楽器屋さんやリサイクルショップへ未成年からのギター買取を規制しています。たとえば東京都では『東京都青少年の健全な育成に関する条例』で、以下のような条文を掲げています。

第十五条

1質屋(質屋営業法(昭和二十五年法律第百五十八号)第一条第二項に規定する質屋をいう。以下同じ。)は、青少年から物品(次条第一項に規定する物を除く。)を質に取つて金銭を貸し付けてはならない。

2古物商(古物営業法(昭和二十四年法律第百八号)第二条第三項に規定する古物商をいう。以下同じ。)は、青少年から古物(次条第一項に規定する物を除く。)を買い受けてはならない。

引用:東京都|東京都青少年の健全な育成に関する条例

中古ギターの買取をする楽器店やリサイクルショップは古物商に該当します。条文ができた頃、未成年がさまざまな盗品を売ることで現金を得ようとすることが問題になっていたからです。

 

古物営業法では盗品の流通防止が目的でしたが条例では青少年の非行防止の目的もあります。ギターや楽器に限らず、さまざまな物品の買取に対して未成年へ制限を掛けることで犯罪を防ぐ狙いがあるのです。

保護者の同意・承諾により買取を認める条例

先ほど述べた『東京都青少年の健全な育成に関する条例』の第十五条2項では、楽器屋さんやリサイクルショップが未成年からギターを買取することを禁止としました。でも、第十五条3項にて買取を認める条文も設けています。

3前二項の規定は、青少年が保護者の委託を受け、又は保護者の同行若しくは同意を得て、物品の質入れ又は古物の売却をするものと認められるときは、適用しない。

引用:東京都|東京都青少年の健全な育成に関する条例

楽器屋さんやリサイクルショップに対し、保護者(または親権者)が同意した場合は例外的に買取を認めています。ギターの買取を依頼するときに保護者の同意書が必要な理由は、楽器屋さんが自治体の条例を守っているからです。

条例違反で罰則を受けるのは楽器屋・リサイクルショップ

自治体が定める条例では原則本人が罰則を受けることはありません。でも、楽器屋さんやリサイクルショップ側が条例違反として罰されてしまいます。査定に対応したスタッフが保護者の同意を要求するのはお店の信頼を保つためです。

民法第5条の法律から見た未成年の買取の制限

古物営業法は未成年の買取を禁じる法律です。そして、法律行為に関する未成年の行動は民法第5条によって制限を受けています。

第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。

引用:電子政府の総合窓口e-Gov|民法

未成年がギターを売ることは法律行為に当たります。でも、正常な未成年は判断力が伴っていないと考えられるため、万が一法律に違反する行為をしても罰せられる可能性は低いです。

 

一方、未成年と知りながらギターを買取した楽器屋さん・リサイクルショップは違法になってしまいます。もし未成年からギターを買取したときにその親から「契約を取り消したい」と言われた場合、保護者の承諾書がないとトラブルになってしまうのです。

 

また、未成年から買取したギターをすでに次のお客さんへ売ってしまったら、その親から損害賠償を請求されることもあります。未成年からギターを買取するのはそれだけのリスクがあるのです。

楽器屋さん・リサイクルショップの未成年へのギター買取の対応

ギター買取を依頼できる楽器屋さんやリサイクルショップごとの未成年への対応について紹介します。未成年からの対応は「保護者からの同意書があれば大丈夫」「保護者からの同意書があっても買取は受け付けない」「未成年は18歳とする」「未成年は20歳とする」などさまざまです。自分の状況にあったお店を選んだりご家族の方に相談したりと対策を立てましょう。

楽器の買取屋さんの未成年からのギター買取

いま、業界最高のギター買取価格に挑戦していると評判の楽器の買取屋さんは、未成年からの買取を認めていません。必ず保護者の身分証明書を用意してから楽器買取を依頼してください。

 

楽器の買取屋さんは他の楽器屋さん・リサイクルショップと違って楽器買取を専門に行うお店です。そのため、楽器買取に関する関する厳しい規定を設けています。個人情報保護方針も打ち出していますが、常に高いレベルで楽器買取をしている証拠です。

 

未成年のギター買取に厳しい楽器の買取屋さんは高価買取が口コミで評判です。宅配買取の手間が少なくて即日入金をしてくれる点も口コミで評判でした。詳しくは、『楽器の買取屋さんの買取は安くて失敗する?口コミや評判からわかった真相』のページをご覧ください。

ハードオフの未成年からのギター買取

ギターや楽器その他商品の買取を行うリサイクルショップのハードオフは、多くの人が買取を検討しています。中学生や高校生などの未成年が査定依頼に訪れることは少なくありません。

 

ハードオフが買取できる商品はたくさんあります。ギターやエフェクターに限らず、ブランド品や貴金属、金、ゲームにおもちゃと、さまざまな商品の買取が可能です。それだけに未成年から商品を買取するときにトラブルになる可能性も考えられます。

 

ハードオフは保護者の買取承諾書があれば未成年からの買取可能です。ただし、前述した通り保護者に黙って未成年同士でサインをしたことが発覚するとトラブルになることがあります。必ずご自分の保護者から許可を得て買取査定を依頼してください。

関連ページ:ハードオフのギター買取の評判を徹底解説!高価買取が難しい理由・ジャンク品の処分

イシバシ楽器の未成年からのギター買取

イシバシ楽器はギターや楽器を専門に取り扱う楽器屋さんです。東京都内(御茶ノ水)に本店がありますが東京(渋谷・新宿・池袋)以外にも横浜・大阪・神戸・名古屋・福岡・札幌にお店があります。

 

店頭持ち込み・宅配買取・出張買取とありますが、イシバシ楽器はいずれの買取方式でも保護者の買取申込承諾書が必要です。ギターは1万円以上の高価買取になりやすい商品なので、楽器屋さん側は保護者の承諾を気にします。

 

イシバシ楽器の買取については口コミや評判とともに別ページでまとめました。詳しくは『イシバシ楽器の買取の評判!ギターの高価買取・現金化のスピード・宅配買取の手間』のページをご覧ください。

トイズキングの未成年からのギター買取

トイズキングは未成年からの買取に関するルールを明示しています。身分証などの必要なものや保護者の立会いについて見てみましょう。

中学生からの買取

出張買取や店頭持ち込み買取では必ず保護者の立会いが必要です。また保護者の方の身分証明書を使って買取をします。また、宅配買取は保護者が依頼主で、保護者の身分証を提示してください。

 

中学生になると学校から学生証を渡されますが買取時の身分証に使うことはできません。つまり、中学生から依頼を受ける買取はトイズキングでは不可としているわけです。

高校生からの買取

出張買取と店頭持ち込み買取の場合、保護者の立会いまたは保護者の同意書を必要とします。また、高校生の学生証やほかの公的な身分証明書(パスポートなど)を使って本人確認をします。

 

宅配買取は署名・捺印をした保護者同意書、依頼主の学生証または公的な身分証明書のコピー、そして宅配買取申込書を用意します。トイズキングでは、高校生からの買取は未成年でも保護者の同意があれば認めているのです。

18歳以上の未成年からの買取

成人と同様、自分の身分証があれば買取を依頼できます。未成年ですが自由に買取ができる年齢として、トイズキングでは買取を受け付けているのです。

イケベ楽器の未成年からのギター買取

イケベ楽器は18歳未満または高校生からのギター買取に対して親権者の承諾書の提示を必須としています。

 

今回紹介する中では未成年からのギター買取に関してどちらかと言えば甘めに設定しているほうです。

ただし、古物営業法のルールを破っているわけではありません。

18歳未満または高校生という条件は未成年のギター買取に対する法律を順守していると言えます。

 

イケベ楽器は業界の中でも高額でギター買取ができる楽器屋さんです。

未成年の方がギターを売るときにひと手間かかりますが高額買取が期待できるので、もしギターを売るなら親権者の方に買取の承諾書を書いてもらいましょう。

関連ページ:【評判】イケベ楽器の買取の評判!ギターを高額買取する専門査定士

ロッキンの未成年からのギター買取

静岡・愛知を中心に展開するロッキン(平野楽器)は未成年からのギター買取に対して厳しい制限を設ける楽器屋さんです。20歳未満の未成年からの買取時は『親権者様の買取承諾書』を用意するように求めています。

 

2019年現在、法律上は20歳未満を未成年としています。多くの楽器買取店や古物商のお店では18歳以上の未成年からの買取を認めていますが、ロッキンでは保護者の同意が必要です。買取規定を厳しくすることで未成年から買取を受け付けるトラブルをなくし、スムーズなギター・楽器買取をしています。

未成年もギター買取は依頼できる

未成年はギター買取をしてよいかという疑問にお答えしました。結局、ギターの買取を依頼するなら保護者からの同意を得るのが結論と言えます。

 

すべてのお店で未成年からの買取を受け付けているわけではありません。でも、買取ルールに厳しいお店は高価買取のチャンスもあります。未成年の方がギター買取を依頼するときは必ず保護者の方に相談してください。

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