テレキャスターは、1949年頃にフェンダー社から発売された長い歴史を持つエレキギターです。
「エスクワイヤー」という名前で発表されたものの「ブロードキャスター」として発売されるといったユニークなエピソードがあります。
その後、商標権の関係でブロードキャスターが使えなくなり、1951年に「テレキャスター」と改名されたそうです。
硬めの音がテレキャスターの特徴
- ボディ:アッシュ
- ネック:メイプル
- ピックアップ:シングル×2
- 21フレット
- ボリューム×1
- トーン×1
- ピックアップセレクター×1
スタンダードなテレキャスターは、アッシュボディにメイプルネックの組み合わせ。
どちらも硬く密度の高い木材のため、音色も硬くハッキリしているのが特徴です。
音の太さが重視されるロック界では「ボーカルの伴奏用」と見られがちですが、セッティング次第でゴリゴリサウンドも出力できます。
現在はテレキャスターのバリエーションも多様化し、ヘヴィ・メタルでも使用されるようなギターになりました。
現在も形を変えずに売れ続けている数少ないエレキギターです。
テレキャスターを使っているギタリストランキングTOP10
第1位:Richie Kotzen(リッチー・コッツェン)
※画像引用元:公式サイトより参照。
リッチー・コッツェンは、自身のシグネチャーモデルを使い続けるテクニカルギタリスト!
Poison、Mr.Bigなど、日本人にも馴染み深いバンドでプレイしてきました。
現在はThe Winery Dogsやソロ・プロジェクトで活動しており、何と完全なフィンガーピッキングでロックサウンドを奏でています!
ギターテクニックはもちろんですが、ファンキーでソウルフルなボーカルも魅力です。
リッチー・コッツェンのテレキャスターの特徴
彼はFender Japan製のシグネチャーモデルをメインギターにしています。
極太ネックが最大の特徴で、テレキャスとストラトの中間的なサウンドが特徴です。
「テレキャスがほしいけど、太い音が好みなんだよな…」という方は、リッチー・コッツェンモデルをおすすめします。
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第2位:John5(ジョン5)
※画像引用元:amassニュースサイトより参照。
John5は、元マリリン・マンソンの凄腕ギタリスト!
ヘヴィ・メタルとカントリーギターのバックボーンがJohn5の個性を作っています。
現在はソロ・プロジェクトをメインに活動中。
テクニカルギターが全面に出た楽曲が好きな方は必聴の価値がありますよ。
John5のテレキャスターの特徴
John5はFender製のシグネチャーモデルを使用しています。
2ハムバッカー、2ボリューム仕様の「J5 Telecaster」は、テレキャスらしからぬメタルサウンドが特徴です。
安価なスクワイヤー製なので、気になる方は手にとってみてくださいね!
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第3位:Tom Morello(トム・モレロ)
※画像引用元:APニュースサイトより参照。
トム・モレロは、オリジナリティ溢れるギターサウンドが特徴的なギタリスト!
Rage Against the MachineやAudioslaveでのプレイが印象的でした。
テレキャスターをメインに使った楽曲も多く、現在もイベントなどで活動を続けています。
エフェクターと独特の奏法から生まれる音は、今でも色褪せることはありません。
トム・モレロのテレキャスターの特徴
トムが使っているテレキャスターは、Fender USAのスタンダードシリーズ。
決して高いギターではありませんが、本人曰く「安定感がある」のがポイントです。
ドロップDチューニングの曲で使用しています。
また、トム・モレロはフロントピックアップをメインに使用しているのも特徴的。
どんなに暴れて演奏してもチューニングがズレないのは、テレキャスターならではかもしれませんね!
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第4位:John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)
※画像引用元:GroundGuitar.comサイトより参照。
世界的ロックバンド「レッチリ」の2代目ギタリスト!
ストラトとテレキャスを掻き鳴らす彼の姿は、多くのギターファンを世に生み出しました。
クリーンなカッティングから泣きのギターソロなど「これぞテレキャス!」と言える音色が特徴です。
ジョン・フルシアンテのテレキャスターの特徴
彼のテレキャスターは、60年と65年製のFenderテレキャスターをメインに使っていました。
ピックはジム・ダンロップの「0.60mm」とかなり柔らかいモデルなのも特徴です。
クリスピーながらマイルドさもある音色は、ジョン・フルシアンテならではと言えるでしょう。
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第5位:布袋寅泰
※画像引用元:PR TIMESサイトより参照。
日本を代表するトップギタリストの布袋寅泰さんも、テレキャス使いで有名ですね!
幾何学模様のテレキャスがトレードマークで、布袋サウンドの核になっています。
クリスピーなカッティングや、ザクザクと刻むギターリフは実にテレキャスらしい。
リズム感とグルーブ感がたまらない、日本を代表する凄腕ギタリストです。
布袋寅泰のテレキャスターの特徴
メインのテレキャスはFERNANDES製のTE-Hoteiです。
1985年に制作されてから現在まで現役バリバリで使われています。
ただし、ネック、ピックアップ、配線などボディ以外のパーツは、ZODIACWORKSによって交換されたそうです。
アクティブピックアップのEMG SAを搭載し、ノイズが少なく透明度の高いテレキャスサウンドになっています。
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第6位:Jimmy Page(ジミー・ペイジ)
※画像引用元:Den of Geekサイトより参照。
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジも、初期はテレキャスターを弾いていました!
ロックギターリフの生みの親とも言える彼のプレイはどこまでもロック。
現在もイベントやコラボなどでギター・プレイを披露しています。
ジミー・ペイジのテレキャスターの特徴
メインのテレキャスは、59年製Fenderテレキャスターです。
ホワイトカラーのノーマルなテレキャスターでしたが、後にドラゴンのペイントが施され「ドラゴンギター」と名付けられたそう。
力強いピッキングスタイルとテレキャスターの相性が抜群でした。
歪ませすぎないサウンドメイクがポイントで、各弦の分離感をしっかり感じられる点が特徴です。
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第7位:Keith Richards(キース・リチャーズ)
※画像引用元:i.pinimg.comサイトより参照。
「ローリング・ストーンズのテレキャスの方」と言えばキース・リチャーズ!
6弦を外した5弦のオープンGチューニングが彼のスタンダード。
77歳になった今でもライブ活動を続けており、最早「生きた伝説」と言えるロックギタリストです。
キース・リチャーズのテレキャスターの特徴
彼のテレキャスターは27歳の誕生日に、エリック・クラプトンからプレゼントされたものなんだとか!
フロントピックアップのみハムバッカー仕様で、Gibson製のPAFハムバッカーに交換されています。
ルーズに掻き鳴らすギタースタイルが特徴的なイギリスを代表するテレキャス使いです。
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第8位:アベフトシ
※画像引用元:新・おんがくの時間サイトより参照。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシさんもテレキャスフリークで有名なギタリスト!
残念ながら2009年に他界してしまったものの、現在も数多くのファンに支持されています。
力強く掻きむしるギタースタイルは、素直に「カッコいい」と思わせてくれるエネルギーがありました。
アベフトシのテレキャスターの特徴
アベフトシさんは、松下工房というギター工房でテレキャスターをオーダーメイドしていました。
ノーマルなテレキャスに加えて、テレキャスターカスタムの利用頻度も高かったですね。
とにかく鳴りが良いテレキャスターという印象が強く、こだわって作られたギターであることは間違いありません。
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第9位:エジマハルシ
※画像引用元:Tom’s Walking Diacoveryサイトより参照。
ポルカドットスティングレイのエジマハルシさんも、テレキャスターに魅了された1人!
正確なカッティングやピッキングスキルが突出しており、新時代のギターヒーローとして注目されています。
確かな技術と自由な演奏スタイルがユニークなギタリストです。
エジマハルシのテレキャスターの特徴
メインはNash Guitars製のテレキャスターデラックスです。
アルダーボディに2ハムバッカー仕様のデラックスは、使い勝手がよく万能なテレキャスターといった感じ。
カッティングからソロまでこなせる優秀な1本です。
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第10位:TK
※画像引用元:Music Master Inc.サイトより参照。
最後は、凛として時雨のTKさん!
3ピースバンドのギターボーカルで、テレキャスターを使う人は結構多い印象です。
MUSEのようなサウンドメイクが特徴で、心を揺さぶる楽曲がたくさんあります。
TKのテレキャスターの特徴
TKさんはSCHECTER製のシグネチャーモデルを使っています。
ストラップピンがボディ裏にセットされていたり、太めのネックが採用されるなど、パット見では分からないこだわりが詰まっているそう。
透明感のあるテレキャスサウンドから、ゴリゴリのメタルサウンドまでカバーできる1本です。
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テレキャスターで多彩な音を楽しもう!
テレキャスターは使い方次第で、様々な音色を作り込めるのが特徴です。
レスポールやPRSのように図太い音は期待できませんが、伝統的なシェイプと歯切れの良い音色は「1本持っておくべきギター」とも言えます。
長い歴史を持つテレキャスターには、それだけの魅力があるんですね。
ぜひ、テレキャスターを実際に手にとって、多彩な音を満喫してください!
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