エピフォンは新品購入価格が安いギブソン傘下のブランドのギターです。実は、ギターの買取価格の相場は高くて高価買取が期待できます。エピフォン・カジノやレスポールなど高価買取できるギターの買取相場を紹介します。
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エピフォン・カジノの買取相場と高価買取の理由
エピフォンの中で最も高価買取される可能性が高いギターはカジノです。日本製・韓国製のほかアメリカ製のカジノも存在します。どんなモデルだと高価買取されるか見てみましょう。
エピフォン・カジノの買取価格相場(表)
カジノの種類 | 買取価格の相場 |
70th Anniversary Commemorative John Lennon Casino | 180,000円 |
Elite ’65 Casino | 36,000円 |
Casino Japan製(5桁シリアル) | 32,000円 |
Casino Vibrotone | 15,000円 |
Casino Korea製 | 14,000円 |
Casino Coupe | 11,000円 |
LIMITED MODEL CASINO(IKEBE) | 10,000円 |
関連ページ:【相場】ギターの買取価格はいくら?査定価格早見表と相場より高く売るコツ
エピフォン70th Anniversary Commemorative John Lennon Casino…買取価格の相場:150,000円
The Beatlesのギター・ボーカルだったジョン・レノンの70歳の誕生日(10月9日)を記念し、2010年に日本限定で70本だけ生産されたエピフォン・カジノです。ヴィンテージ・サンバーストとレノン・ナチュラルの2種類のカラー(各35本ずつ生産)があります。
ヴィンテージ・サンバーストカラーのカジノは、ジョン・レノンやポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンがビートルズ時代に愛用したカラーを再現しました。レノン・ナチュラルはジョン・レノンが個人になってから塗装を剥がしたモデルがモチーフです。12フレットの上にジョン・レノンの誕生日が刻印されています。
ジョン・レノンのアートワーク付きのハードケースやオノ・ヨーコ直筆サイン入りの認定証など、ビートルズマニアにはたまらないギターです。
エピフォン・Limited Edition John Lennon “1965” Casino…買取価格の相場:120,000円
画像引用元:Epiphone
ジョン・レノンが初期から中期に使用していたカジノをモチーフにしたギターです。塗装を剥がす前の1965年モデルのカジノを再現しました。
ジョン・レノン所有のカジノのシリアルナンバー・328393の刻印とアートワークされたハードケース、ラッカー塗装にヘッドロゴ、さらに1965本の限定生産と、どこまでも1965にこだわったモデルです。
限定生産であること、日本でのビートルズ人気などを加味して買取相場が高くなります。
エピフォン・Elite ’65 Casino…買取価格の相場:55,000円
1965年仕様を再現した復刻版モデルのギターです。エリーティスト以前に流通していたモデルで、日本国内限定で販売されていました。
1965年当時の仕様と比べてヘッドの角度、グローヴァー社のシルヴァー・ロトマチック・ペグを装着している点などが違います。なお、
ハードケースがついていると買取価格は5,000円アップします。
エピフォン・カジノの買取相場が高い理由
カジノは1961年にギブソンがエピフォンを買収した際に発売したギターです。ギブソンのES-330をもとにボディをデザインしたセミアコースティックギターです。ロックからジャズまで幅広いジャンルのミュージシャンが愛用してきました。
エピフォン・カジノの基本的な性能
ボディの構造はフルアコースティックギターと同様のため、サウンドは一般的なセミアコースティックギターと比べるとふくよかな広がりがあります。生音でも鳴りがよいですがアンプの近くで演奏するとフィードバックが起きやすく、大音量で演奏する際はフィードバックノイズのコントロールが欠かせません。
カジノのピックアップは金属製のカバーに覆われた2基のP-90です。ボリュームおよびトーンコントロールノブはフロント・リア用に1つずつ装備されています。ピックアップセレクターの構造はギブソンと同様、片方のピックアップのボリュームを0にするとミュートできます。
日本でカジノが人気の理由はビートルズの影響
エピフォン・カジノが高価買取の理由はビートルズの影響です。実は世界的に見ると、日本はエピフォン・カジノが高価買取されやすい国だと言えます。
日本は世界中を見ても特にビートルズファンが多い国です。日本でビートルズが流行した理由は来日公演のタイミングとテレビの普及が重なったからだと言われています。日本人が初めて本格的なイギリスのロックに触れたきっかけがビートルズだったため、日本には海外のロックファン=ビートルズファンが多いのです。
ポール・マッカートニーがメンバー内で初めてエピフォンのカジノを弾き始めて以降、ジョン・レノンやジョージ・ハリスンにもカジノを勧めました。ちょうど来日公演の際にはジョンもジョージもカジノを弾いており、日本人の間ではカジノ=ビートルズギアという印象が生まれたわけです。
ちなみに、ポール・マッカートニーはエピフォンのテキサンというアコースティックギターを弾いていました。有名な『Yesterday(イエスタデイ)』もテキサンで弾き語りをしています。ビートルズがトップミュージシャンだったことは間違いないと考えると、世界の一流ミュージシャンがエピフォンを愛していたことは事実です。
参考サイト:Epiphone|Epiphone 140 years
ビートルズチルドレンの人気も後押しするカジノの買取価格
日本でエピフォン・カジノが人気の理由はビートルズの存在だけではありません。
海外ではOASIS(オアシス)のノエル・ギャラガーがカジノを弾いていました。彼らはブリットポップと呼ばれるジャンルのバンドですがビートルズ直系のブリティッシュ・ロックバンドです。オアシスはさまざまな曲でビートルズをオマージュしているため、ノエルもビートルズ好きが高じてカジノを弾いていたと考えられます。
日本では奥田民生や桜井和寿(Mr.Children)もカジノを弾いています。彼らの楽曲にもビートルズなど1960~70年代の洋楽ロックテイストを感じさせる曲が多いです。ビートルズ志向からカジノを購入していても何ら不思議ではありません。
ビートルズを愛する日本国内外の多くのトップミュージシャンの存在がカジノの人気を後押ししたと言えます。だから、日本のギター買取市場ではカジノの人気が高いのです。
エピフォン・カジノの種類による買取相場
エピフォン・カジノは一部のプレミアギターを除くと1~2万円前後が買取価格の相場です。日本製の5桁シリアルなら3万円以上が期待できますが、韓国製だと1万円程度が買取価格の目安となります。
また、カジノ・クーペは買取価格が1万円を下回る例もありました。カジノ・クーペはカジノを踏襲したサウンドながら、ボディ部分をサイズダウンしています。アコースティック的な胴鳴りは弱くなっていますが、かえってハウリングが起きにくい点も強みです。定価がカジノの基本的なモデルより安いので買取価格も安くなります。
ただし、ギブソンが買収される1986年以前のエピフォン、エピフォンがギブソンに買収される以前の1960年代のエピフォンは、明らかに高級路線のギターブランドでした。使用する木材のクオリティや職人の技術などすべてがハイクオリティで、フェンダーやギブソンに匹敵する優れたヴィンテージギターだと言えます。
なお、本家ギブソンのギターの買取価格は別のページで紹介します。ES-335やレスポールの話題も紹介しますので併せて参考にしてみてください。
マツモクの日本製カジノは高価買取
日本製のカジノは精巧な作りのため買取市場での評価が高いです。
日本国内でカジノが製造されていたのは1970年~1997年まででした。この期間中、ブルーラベルのマツモク製カジノ(1970~1980年)、ベージュラベルのマツモク製カジノ(1980~1987年)、オレンジラベルの寺田楽器製カジノ(1987~1997年)が作られています。
特に、ブルーラベルのマツモク製カジノはヴィンテージ価値と実用性の高いギターです。中古市場でプレミア価格が付いているため高価買取が期待できます。
ブルーラベルのエピフォン・カジノが高価買取の理由
ブルーラベルのカジノは、F・ホール内に貼ってあるギターのモデル・ラベルが青いカジノを指します。エピフォンが1970年に生産拠点を日本へ移したときに、日本の製造工場のマツモク社が青いラベルを採用しました。本国アメリカも青いラベルだったためそのままの色を引き継いだわけです。
ブルーラベルのカジノはローズウッド指板とメイプルネック、マホガニー材のボディです。これらの木材から良質なものを選別してマツモク社の日本人職人が丁寧に製作していました。ギター製法も限りなくギブソンに近いもので、ほとんどギブソンとそん色ない仕上がりです。
カジノは箱モノギターなので箱鳴りを重視します。精巧な作りかつ良質な木材を使って制作したブルーラベルのマツモク製カジノはサウンドの質も高いです。ヴィンテージ価値に加えて実用性の面から見ても高価買取が期待できるカジノだと言えます。
ベージュラベルのカジノを選ぶときの注意点
マツモク製のカジノはブルーラベルだけでなくベージュラベルも存在します。ベージュラベルのマツモク製カジノはトラスロッド・カバーが2点止めになったためUSAモデルのカジノに近づきました。ブルーラベルと変わらず買取価格が期待できるモデルです。
ただし、ベージュラベルのカジノを売るときは日本製か韓国製か見極めておきましょう。1980年代になるとエピフォンは韓国にも進出しました。そのため、韓国製のベージュラベルのカジノと日本製のカジノが混在しています。
もしご自身のカジノがベージュラベルの場合は必ず日本製か韓国製か事前に確認してから買取を依頼してください。マツモク製のベージュラベルが存在していることを知らないと、「ベージュラベルは韓国製」と言われて安く買い叩かれるリスクもあるからです。
USA製のカジノは超高価買取
エピフォンは日本や韓国に工場があるイメージの強い人もいます。でも、1960年代まではエピフォンはアメリカに工場がありました。そのため、中古ギターを探しているとエピフォンUSAが存在します。
エピフォンUSAはギブソンと同じ木材を使っているためギターのグレードは高いです。実は、アメリカで作られたカジノは当時のギブソンES-330よりも高値で販売されていました。
多くのブルースマンやロックギタリストから人気が高く、ビートルズも愛用していたのがアメリカ製のエピフォンです。ヴィンテージ価値も高いので1960年代のエピフォンは数十万円が買取価格の相場です。
イケベ限定のカジノの買取価格
201年に日本国内で大手の楽器屋さんのイケベ楽器が35周年を記念した際、エピフォンとコラボして限定カラーのカジノが発売されました。新品購入価格は52,190円でしたが買取価格の相場は2019年現在10,000円前後です。黒・白・黄色の限定カラーによる特別仕様なのでエピフォン・カジノのマニアの間では注目が集まっています。
イケベ楽器とコラボしたカジノもフルアコらしい箱鳴り感のあるサウンドは健在です。イケベファンでなくともエピフォン・カジノのサウンドを求めている方には使いやすいギターと言えます。美観状態なら意外といい値段が付く可能性もあるので買取に出してみるとよいでしょう。
関連ページ:【評判】イケベ楽器はイシバシ楽器とどっちが高価買取か検証!
エピフォン・レスポールの買取相場と高価買取の理由
エピフォンはギブソンを踏襲したレスポールのほか、エピフォン独自のレスポールも発売しています。B’zの松本孝弘氏のシグネチャーモデルはエピフォン限定品ですが特に高価買取が期待できるギターです。どんなレスポールが高価買取されているかを見てみましょう。
エピフォン・レスポールの買取価格相場(表)
レスポールの種類 | 買取価格の相場 |
Les Paul Standard | 10,000円 |
Les Paul Standard Lacquer/Japan | 20,000円 |
Les Paul Standard Plus Top | 11,000円 |
Les Paul Studio | 8,000円 |
Les Paul Super Classic | 15,000円 |
Les Paul Ultra-III | 16,000円 |
LPS-85F | 18,000円 |
LPS-95L | 18,000円 |
Elite TAK Matsumoto Les Paul TAK Burst | 65,000円 |
エピフォン・Elite TAK Matsumoto Les Paul TAK Burst…買取価格の相場:65,000円
B’zのTAK Matsumoto(松本孝弘)のシグネイチャーモデルのレスポールです。ピックガードのないAAAグレードのキルトメイプルトップのボディとローズウッドの指板、バーストバッカーのピックアップを搭載しています。
エピフォンブランドのギターながら、ヘッド部分はギブソンシェイプ、ギブソンのギターに搭載されているピックアップを採用しました。見た目の美しさとスペックの高いレスポールなので、シグネチャーモデルでありながらファン以外からも人気が高いギターです。
エピフォン・Elite 50s Les Paul Standard…買取価格の相場:35,000円
ギブソンのレスポールスタンダードをもとに開発されたモデルです。ES-335と同様、現行のエリーテストよりもエピフォンマニアの間ではエリートのレスポールスタンダードのほうが人気が高い傾向にあります。
特にフレームトップのものはレスポールスタンダードは買取価格が3,000円程度アップします。専門の査定士が在籍する楽器屋さんにギター買取を依頼することをおすすめします。
エピフォン・レスポールが高価買取される理由
ギブソンのレスポールのコスト削減に努めたのがエピフォンのレスポールスタンダードです。ギブソンとの違いと買取のポイントを見てみましょう。
エピフォンとギブソンのレスポールの違い
ギブソンのレスポールに比べると、音の太さやサスティーン、コードを弾いたときのキラキラした質感は少し劣るかもしれません。でも、ハムバッカーのピックアップならではの重くて甘い質感は人気です。販売価格に対するパフォーマンスは高く、初心者ならギブソンの代わりに購入しても十分満足できます。
レスポールトリビュートプラスはギブソンに匹敵するモデルです。マホガニーのボディですがトップ部分はフレイムメイプルを使用しています。ピックアップはギブソンUSAクラシック・57クラシックプラスと、ギブソン純正品です。ルックス・サウンドともにライブでの高いパフォーマンスが期待できます。
ギブソンとエピフォンのレスポールは新品購入価格が5倍以上異なります。生産国もギブソンがアメリカなのに対してエピフォンは中国製、木材の種類がエピフォンのほうが安価など、さまざまな面で違います。詳しくはギブソン・レスポールのページでまとめました。
関連ページ:ギブソン・レスポールはどんなギター?
エピフォン・レスポールの買取価格
エピフォンのレスポールはB’z松本孝弘モデルを除くと10,000円前後が買取価格の相場です。エピフォンのギターの高価買取を狙うときのポイントは、あえて楽器の買取専門店を利用しない方法が考えられます。
エピフォンはギブソン傘下のブランドなのでギターのスペックはそれなりに高いです。それなりに美観が保てている状態なら、ギターの損傷度合いや新しさを基準としてランク別に判断するリサイクルショップのほうが買取価格も期待できます。
高価なギターは楽器の価値がわかる楽器屋さんに見積もりを依頼するのがベストです。エピフォンは金額的なグレードが落ちてしまうので、反対にリサイクルショップへ持ち込みしたほうが相対的に高価買取できる可能性が上がります。
エピフォンの中にも高価買取されるモデルのギターはあるので、まずはインターネットの事前査定で相見積もりを取ることをおすすめします。
エピフォン・レスポールカスタムの買取相場と高価買取の理由
レスポールカスタムはレスポールの上位機種として誕生しました。ヘッド部分のスプリット・ダイヤモンド・インレイやゴールドの金属製パーツ、希少価値が高いエボニー材の指板など、レスポールより高級感のあるデザインが特徴です。エピフォンのレスポールカスタムの買取価格を紹介します。
エピフォン・レスポールカスタムの買取価格相場(表)
エピフォンのレスポールカスタムの種類 | 買取価格の相場 |
Epiphone Elitist LP CUSTOM | 30,000円 |
Epiphone Elite ‘60s Les Paul Custom | 27,000円 |
Epiphone LPC-90 | 23,000円 |
Epiphone Les Paul Custom Plus | 18,000円 |
Epiphone LPC-80 | 18,000円 |
Epiphone Les Paul Custom Pro | 13,000円 |
Epiphone Les Paul Custom | 13,000円 |
高価買取されるエピフォン・レスポールカスタム
レスポールカスタムはレスポールの上位互換なので買取価格も高いです。ひとつひとつのモデルを個別に買取価格が高くなる理由を紹介します。
Epiphone Elitist LP CUSTOM
Epiphone Elitist LP CUSTOMは従来のエピフォンのギターよりもハイエンドなモデルです。
マホガニーのバック材とメイプルのトップ材、ローズウッド指板・マホガニーネックを組み合わせています。金属パーツはグローバー社のロック式ペグとスイッチクラフト製のジャックを採用しました。エリーティストモデルはこれらの木材やパーツを使い日本国内で製造しています。
ひとつひとつのパーツが高価なことに加えて日本製というブランド力がEpiphone Elitist LP CUSTOMが高価買取される理由です。
エピフォン・SGの買取相場と高価買取の理由
レスポールの弱点を克服するために誕生したSGですがエピフォンからも廉価版モデルが登場しています。SGの買取価格の相場を見てみましょう。
エピフォン・SGの買取価格相場(表)
SGの種類 | 買取価格の相場 |
G-1275 Custom W/HardCase | 30,000円 |
G-1275 Standard | 30,000円 |
Limited Edition 61 SG LQ(2006) | 27,000円 |
Elite SG 61Reissue | 18,000円 |
Emily The Strange G-310 | 9,000円 |
G-400 | 7,000円 |
G-310 | 5,000円 |
LIMITED MODEL SG Junior | 2,000円 |
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エピフォン・ES-335が高価買取の理由
ギブソンのES-335をモデルに誕生したエピフォンのES-335も人気ギターです。買取価格の相場は35,000円と
エピフォン・Elite ’63 ES-335 Dot…買取価格の相場:35,000円
ギブソン・ES-335をモデルに開発されたエピフォンのエリートシリーズです。2ボリューム2トーンコントロールを搭載しているので実用性も優れています。ギブソンのセミアコだと高価なのでエピフォンの中古を探している人も少なくありません。買取価格が期待できます。
メイプルのボディにマホガニーのネック、現行のエピフォンブランドのエリーテストの前進にあたるシリーズのES-335です。エリートのデザインの木目のファンも多く、希少価値の高さから買取価格が期待できます。
エピフォンとギブソンのES-335の違い
エピフォンとギブソンの最大の違いはフィンガーボード上に埋め込まれたポジションマークにあります。通称Dot(どっと)と呼ばれており、ギブソンと見分けを付けるために使われることが多いです。
また、エピフォンはES-335に限らず、1960年代からESの名を冠するギターの廉価版モデルを多数製造しています。リヴィエラ(Rivera)やシェラトン(Sheraton)、カジノ(Casino)などはESシリーズを目指したギターです。
特に、リヴィエラはES-335またはES-345のエピフォン版と言えます。ロック・ジャズの分野で活躍する世界初のセミアコースティックギターが基になっているので、それだけ市場のニーズも高かったのです。
エピフォン・ES-335の買取価格
エピフォンのES-335は30,000円前後が買取価格の相場です。エピフォンから登場しているES-335はカジノやリヴィエラ、シェトランのように独自路線を追求しています。そのため、ギブソンとは違うギターとみなされることも少なくありません。
事実、エピフォンが発売するESシリーズの廉価版モデルの中にはジョン・レノンの限定モデルのように、本家のESシリーズより高価買取されるケースもあります。その理由は、多くのプロアーティストたちが好んでエピフォンを使ってきたからです。
また、前述の通りエピフォンのほうがよいグレードの木材を使っていた背景があります。
エピフォンだからとリサイクルショップに売るのは好ましくありません。楽器買取の専門店に持ち込んで査定を依頼することをおすすめします。
高額買取が期待できるエピフォンのギター
エピフォンのギターの買取価格の相場はモデルによってまるで違います。レスポールやカジノとは違ったエピフォンの人気モデルを紹介します。
エピフォン・1962 Wilshire Reissue…買取価格の相場:80,000円
ギブソンのSGのパーツを流用してエピフォンが1959年に生産を開始したのがウィルシャーです。その1962年モデルをリイシュー(復刻版)した本機は2009年よりエピフォンが販売を開始しました。
1962年製のウィルシャーはジミ・ヘンドリックスも愛用していたギターです。他にも伝説のブルースギタリストのジョニー・ウィンター、レーサーXなどでも有名なポール・ギルバート(ウィルシャーを大幅に改造)、ザ・フー初期のピート・タウンゼント、MC5のウェイン・クレイマーなど、多くのギタリストがウィルシャーを使っていました。
P-90のピックアップ2基とストップ・テイルピース、ネック部分に60年代ラウンド・ネックを採用したのが特徴です。ピックアップがミニ・ハムバッカーに仕様変更される前のウィルシャーを再現しています。
関連ページ:ギブソン・SGはどんなギター?初心者へのおすすめ度
エピフォン・Elitist “1966” Custom Riviera Outfit…買取価格の相場:80,000円
エピフォンの代表機種・リビエラの1966年スタイルを忠実に再現したセミアコのギターです。グレーのハードケースは60年代当時のエピフォンのハードケースを踏襲しています。ブルース・ジャズギタリストのロベン・フォードの愛用ギターを想定して開発されました。
オリジナルのリビエラとの違いはストック・テイルピースになっている点です。オリジナルのフリークエンセイターのテイルピースと比べ、サスティンが長く演奏しやすさが向上しました。ブリッジもギブソン純正のチューン・オー・マティックを採用しています。
ギブソンUSAのミニ・ハムバッカーのピックアップやCTSポット&オレンジドロップ・コンデンサーなど、電装系にもこだわりを見せています。日本製ならではの高い技術で組み込み、細部にまでこだわったギターです。
エピフォン・フライングVが買取市場で不人気な理由
ギブソンの変形ギターの先駆け的存在であるフライングVもエピフォンから登場しています。買取価格は残念ながら高くありませんが相場を見てみましょう。
エピフォン・フライングVの買取価格相場(表)
エピフォンのフライングVの種類 | 買取価格の相場 |
Epiphone Robb Flynn Love/Death Baritone FlyingV | 20,000円 |
Epiphone 1958 korina Flying-V | 15,000円 |
Epiphone 1958 Flying-V | 13,000円 |
Epiphone Flying V | 10,000円 |
エピフォンのフライングVの買取相場が安い理由
エピフォンのフライングVは他のエピフォンのギターと比べて高価買取ができるモデルはありません。その理由はフライングV自体が一部のマニア以外には不人気モデルだからです。特殊なデザインなので愛好家は新品を購入することが多く、わざわざ中古を探さない傾向があります。本家ギブソンでもフライングVはレスポールやSG、ES-335などと比べて買取価格が安めでした。
一番買取価格が高いEpiphone Robb Flynn Love/Death Baritone FlyingVはヘヴィメタル向けの仕様のギターです。弦長27インチのロングスケールにEMGのピックアップ81&HAを搭載しています。グローバー社のロックタイプのペグなのでチューニングも狂いにくく、ドンシャリ感の強いエボニー指板はラウドな音楽性を目指すギタリストに最適です。さらに、ギター本体のペイントや純正ハードケースもド迫力な白黒のデザインで、メタラー好みの仕上がりになっています。ちなみに、EMGは買取価格の高いギター用ピックアップなので相場を見るだけでハイスペックなフライングVであることが想像できるはずです。
ただし、これだけハイスペックなギターでもフライングVの買取価格は安いです。相場から考えると不人気なギターであることは理解しておきましょう。
関連ページ:フライングVの音の特徴や音作りは?座って弾くときの注意点・弾きやすさ
エピフォン・Elitistが高価買取の理由
2000年に登場したエピフォンのElitist(エリーティスト)シリーズは1990年代以降の日本製のエピフォンのシリーズを指します。
1980年代までは日本の工場がエピフォンのギターを製作していましたが、高度経済成長期とともに日本人の人件費がコストを圧迫するようになりました。一定のコストでギター製作をするためにエピフォンは中国や韓国などのアジア諸国へ進出します。でも、日本人のクラフトマンによるギターを求めるユーザーが多く、リクエストへ答えるために誕生したのがElitistです。
ちなみに、ELITEとElitistの違いは販売名です。どちらも日本製のエピフォンですがEliteが日本での販売名、Elitistがアメリカでの販売名という時期がありました。現在は販売地域を問わずElitistに統一されています。
エピフォンのギター買取のおすすめ店
エピフォンのギターはギブソンに比べると買取価格が安いと考えている人も多いかもしれません。でも、実は高額買取ができる可能性もあるギターブランドです。エピフォンのギターを相場以上で買取できるおすすめ店をランキング形式にしました。高額買取が期待できるギター買取店は別ページにてご覧ください。
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